誰にとっても「死」は避けて通れない問題である。にもかかわらず、近代社会は「死」を直視せずに隠蔽し、生のみを
絶対とする価値観をうち立ててきた。しかし、「本当の幸せとは何か」が問い直されている現代、われわれが近代化の
名のもとに切り捨ててきた「死」への取り組みの知恵を、一見まだ近代化が遅れていると見られがちな社会から学び直すことは出来ないだろうか。『死生観の人類学』(全2巻)では、死を見つめ、死を体験することの重要性を、世界各地の
映像を紹介しつつ、わかりやすく解説します。 |
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第1巻
死をみつめる |
死を隠したり否定したりせず、死をみつめ、肯定する
ことにより、生もまた充実することを、タイのエイズ寺や死体博物館、ネパールの動物供犠、インドの「死を待つ人の家」、与論島の自宅死、沖縄の葬式、日本の
ホスピスやビハーラ運動などを通じて示し、「死」その
ものをみつめるというQOD(クオリティー・オブ・デス)を提唱しています。 |
死を見せる文化
死を実感する教育
クオリティ・オブ・デス
死への新たな取り組み |
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第2巻
死を体験する |
| 死を否定せずに祝ったり、死者との交流を重視したりする文化があることを、バリ島の葬儀や、沖縄・タイ・モンゴル・ペルーのシャーマンによる口寄せ・託宣・治療儀礼、およびその背後にある世界観を通して紹介しています。さらに、シャーマンたちの体験と臨死体験、幻覚性植物によるサイケデリック体験が類似していることを、超心理学の成果にも言及しながら指摘し、現代社会における死の体験の在り方とその意義について解説します。 |
死を祝う文化
死者の世界への旅
現代社会と死の体験
死を通して見えるもの |
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