1910年の文学
大正文学の起点
全1巻 45分 12,600円(税込)
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1910年(明治43)年。日本の帝国主義積極化対策を象徴する日韓併合や大逆事件、さらには流言に不安を呼んだハレー彗星の地球接近などが起きたこの年、日本文学に新たな胎動がありました。
武者小路実篤・志賀直哉らの「白樺」、永井荷風の「三田文学」、谷崎潤一郎らの第二次「新思潮」創刊がそれです。これらの同人雑誌が目指す方向はそれぞれ異なりますが、それまでの主流であった自然主義文学を越えようとする理念は共通しています。
また、石川啄木はその年に若山牧水が発刊した「創作」に、「九月の夜の不平」と題する短歌の連作を発表し、当時の時代閉塞の現状を憂えました。
若い彼らの文学活動は大正文学の起点となって、以後の日本文学を多様に開花させました。本篇では近代文学の権威がその実態を解きます。
講師:
紅野 敏郎
早稲田大学国文科卒業。早稲田大学名誉教授。
現在、(財)日本近代文学館常務理事、山梨県立文学館館長、県立神奈川近代文学館理事。


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